久しぶりに丁子紅子さんの個展にお邪魔してきました。
丁子紅子個展 傍
会場となるギャラリーは、銀座奥野ビル6階、Galerie Laです。小さいギャラリーの並ぶ奥野ビルの中で、このギャラリーだけは比較的広くて、作品はゆったりと展示されていましたし、来場者は多かったですがそんなに密になりません。
会期は9月18日から21日までと短い間となっています。
フォトグラファーNAOKIさんとのコラボ企画
入り口には写真家のNAOKIさんの撮影した写真を元に丁子紅子さんが絵を描き、重ね合わせた作品が展示されていました。構図的に丁子紅子さんの絵にないパターンだったので斬新な感じがします。
個展展示作品
展示作品は、今年の新作が多いのですが、数年前の大作や美大卒業直後の初々しい作品なども展示されていました。
基本的には日本画の美人画がメインなのですが、花や猫を描いた作品やアパレルとのコラボ作品も展示されています。美人画も、今回は多数のモデルさんを描き込んでおられるので、バラエティ豊かです。
僕が今回気になった作品は、左下に展示されている片隅という作品。元々ぱっつんのボブヘアが好きという嗜好もあるのですが、表情も穏やかだし、原画で見ると右側から見たときと左側から見たときで表情が微妙に変わるところも素敵でした。
個展に展示されている作品はオフィシャルホームページにも掲載されています。
デジタルで見る絵も素敵ですが、丁子紅子さんのようなアナログで描く画家さんの場合、原画で見ると情報量が大幅に増えて、印象が全く変わることも多いですので、あと1日の会期ですが、会場に行ける方は是非原画に触れてみることをおすすめします。
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