散歩というほど歩かない場所ですが、上野の不忍の池のほとりに、昔の東京の街並みを紹介している下町風俗資料館という場所があったので行ってきました
下町風俗資料館
下町風俗資料館は、台東区が運営している資料館です。上野には博物館や美術館がたくさんありますが、それらが密集する上野の山のほうからちょっと距離を置いた、池之端にあります。そして、博物館や美術館がどこも入館料が500円ー600円かかるのに対して、ここは300円で入れるのが魅力的です。その分館内は狭いですけどね。
入り口にはまだ現役の丸形ポストと芝居小屋のような提灯が出迎えています
館内
館内一階は大正時代から昭和初期にかけての町長屋を再現しています。電話ボックスや人力車、商店や駄菓子屋など、町の息吹が感じられるように小物もしっかりと展示してあります。長屋の座敷には上がることができます。
路地
路地もきちんと再現されています。ドラマのセットみたいですね。
駄菓子屋
駄菓子屋にはちゃんと駄菓子が置かれています。展示されている駄菓子は昭和初期というより、昭和30年から40年頃のもののようです。ココアシガレットや都こんぶがなつかしいですね。
町長屋
長屋の中には長火鉢や茶箪笥など、僕が子供のころより一回り古い調度品があります。50代の僕の親の世代(70-80代)の人の子供時代の部屋のイメージでしょうか。
銭湯
2階には銭湯の番台もありました。番台にも座ることができますが、残念ながら脱衣所や浴槽まではありません。これも昭和初期というより終戦後の三丁目の夕日の頃のように思います
展示品
2階は半分以上のスペースで、かつて実際に使われていたものの展示が行われています。これは黒電話。若い人だと見たことのない人も多いのでしょうね。僕が見たものより少し世代の古い黒電話が展示されていました。
昭和の部屋
2階には昭和30年代~40年代と思われる部屋がありました。白黒テレビと足踏みミシン、電気釜に真空管ラジオといった調度品は、僕が幼少のころ住んでいた部屋の様子にすごく近いです。
古い時代に思いを馳せる、ちょっとしたタイムトリップを楽しめる資料館でした。上野の駅からもほど近いですので、ちょっと時間が空いた時に訪れるのには良いのではないでしょうか。
その他の記事