お彼岸の日に、お墓参りをしたあとで、千駄木のギャラリーに行きました。このルートは電車で行くのはちょっと面倒です。距離は3.5km程度ということで歩いてみました。
ルートはだいたいこんな感じですが、少し寄り道・遠回りをしています。
旧下谷小学校
まず、台東市役所裏にある旧下谷小学校です。小学校としては1990年に役割を終えていますが、現在校舎は地域のコミュニティスペース、校庭は駐車場として使われています。建物は1928年12月竣工、銀座線が1927年開業、同潤会上野下アパートが1929年竣工ですので、この地区がその頃開発されたことがわかります。
東京メトロ上野検車区
その東京メトロが渋谷駅と並んで地上に出てくる部分が上野検車区です。上野駅から分岐した線路が地上に現れ、唯一の踏切を経由して検車区に入ります。
踏切からトンネル入口を見たところ
反対側の検車区。地下鉄の車両がズラッと並んでいます。壮観。
国立博物館裏の彼岸花
鶯谷駅南口でJRの線路を渡り、国立博物館の裏手を進みます。お彼岸だったので、寛永寺の墓地へお参りする人通りが多かったですが、普段なら人影が薄いエリアです。国立文化財研究所の裏手に彼岸花がたくさん咲いていました。
国際子ども図書館
建物としては、帝国図書館として建てられた物で、1908年に第一期工事、1929年に鉄筋コンクリート化で竣工の建物で、2002年に子ども図書館に転用するための修繕工事が完工しています。館内も良い雰囲気だそうで、時間があれば見てみたいです。
黒田記念館
こちらは1928年の竣工元々が日本近代洋画の父と言われる黒田清輝氏のコレクションを保管・展示するために作られた建物だそうです。現在も黒田氏の作品を中心に展示が行われており、一般公開もされているそうです。
博物館動物園駅跡
京成電車の日暮里ー京成上野間に1933年から1997年の間存在していた駅です。この区間、京成線は地下を走っていますので、ホームは地下にあり、入り口だけ地上に存在します。
護国院大黒天
寛永寺の子院で大黒天が祀られています。天台宗のお寺になります。境内は広く、時の流れがゆったりとしているように思える場所です。
楽堂もあります。
カフェ ル・プリーベ
猫カフェではありませんが、オーナーさんの飼っている3匹の猫が店内を徘徊するのだとか。焼きサンドセットが美味しそうです。
大黒屋せんべい
昔ながらの手焼きのおせんべい屋さん。紀州の備長炭で一枚づつ手焼きするんだそうです。
壺窯 根Doux
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タンドリーみたいな形の壷釜でお肉を焼いて出してくれるそうです。まだ寒くなる前だったら、お店の前のテラス席で生ビールを飲んだら美味しそうです。
ここらへんからは、夜店通りから谷中銀座へ進みます。
キッチン マロ
数ヶ月前、マスターが入院手術ということで暫く休業していましたが、無事営業再開したようです。
富士見ホテル
http://guesthousejapan.net/house/898
このホテルも趣深そうですね。今は海外の方が多いそうです。これは看板だけで、ホテルは左の方に路地を50mほど進んだところにあります。
谷中せんべい
下町の人っておせんべいが好きなのでしょうか?老舗のおせんべい屋さんがいっぱいあります。そういえば、母がこの辺出身ですがおせんべい大好きですね。
あづま屋
夕焼けだんだんも登って、もうすぐ日暮里駅という場所の甘味屋さん。
メニューには甘味の他に、ラーメンも並んでいます。下町の甘味屋さんってみんなこんな感じなのでしょうか。
花屋
こちらはあづま屋さんの隣のお店ですが、甘味とラーメンが同居しています。
2時間ほど歩いて、すっかり頭の中まで昭和になってしまいました。この後は普通に平成の電車に乗って家に帰りました。