久しぶりに、銀座奥野ビルに行ってきました。ギャラリーカノンさんで開催していた「夢*空想の世界展」とサロンデュラーで開催していた「コミックアート展」です。
銀座奥野ビル
最近、他のギャラリーにお邪魔することも多いのですが、奥野ビルに入居しているギャラリーの良いところは、奥野ビルに足を踏み入れた時点で絵に囲まれる異次元空間に入るこんだ気分になれることです。特に6階のギャラリーではこのエレベーターに乗った時点で俗世間から切り離されます。
夢*空想の世界展
夢*空想の世界展は10名の作家さんが集う集合展となっています。ギャラリーカノンさんは8畳ほどの広さの小さいギャラリーですので、壁一面にいろいろな作家さんの作品が所狭しと並べられていました。
草野水樹さん
僕がこの展示に言った目的は、草野水樹さんが5点も出展されていたためです。2017年の作品から直近の作品まで、雰囲気の異なる作品が展示されていました。
モノクロのペン画は初期の作品、細かいタッチとファンタジーを感じる世界観が素敵です。右の作品が直近の作品となります。
この絵は2017年初頭の作品で、鏡の国のアリスが大好きな草野水樹さんがアリスを題材に描き始めた頃の作品です。
こちらは比較的新作、左側は今年の7月の作品、右は今年の4月の作品です。右の絵のチェシャ猫は草野水樹さんが実際に飼っている猫がモデルになっています。双方とも女の子のほんわかした表情に癒されました。
ご本人はとっても真面目な印象を与える方なのですが、才能はいろいろな方向に伸びているみたいで、今後の展開も楽しみです。
コミックアート展
お隣のサロンデュラーで開催されていたのはコミックアート展、銀座モダンアートで定期開催されていたもので、今回もプロデューサーは同じ方が勤めています。
細川成美さん
この展示の目的は細川成美さんです。先日個展にもお伺いしましたが、新作もあると言う事で、楽しみにしていました。
コミックアート展と言う事で、制服少女が多く展示されていました。絵柄から少女マンガのようなイメージもある細川さんの作品ですが、原画を見ると、とても繊細に描かれていて、特に髪の毛の描写は一本づつ書かれていて本当に細かい技になっています。また、目の中に映り込む部屋の景色の描写など、細かい技がそこここに生きています。
のんさん
他の作家さんの作品としては、のんさんの作品が心に留まりました。りぼんに載っているような顔の下半分に大きな目が描かれる図柄ですが、決して少女漫画の絵ではありません。動きが感じられる躍動感のある絵でした。
ぽこさん
ぽこさんの絵もコミックアートならではの絵柄でした。少女漫画のようでありながら、しっかりと絵画の要素を満たしている、美少女画好きには響く絵でした。
その他のギャラリーレポ