銀座奥野ビルにはたくさんのギャラリーがあります。普段は6階の銀座モダンアートか、せいぜい隣のギャラリーカノンにしかお邪魔していませんが、今日は2階の銀座ワンにお邪魔して、横田沙夜さんの個展を見てきました。
横田沙夜さん
横田沙夜さんの経歴は
白百合女子大学児童文化学科にて絵本・児童文学を学ぶ。卒業後、水彩画を中心に作家活動をはじめる。
少女画を得意とする。童話や『不思議の国のアリス』などに影響された作品が初期には多かったが、2011年頃に兎の頭を乗せた少女を描いたシリーズで作風が確立し注目を浴びる。
とのことで、元々、絵本や児童文学から入ってきた人なので、美大出身の作家さんとはちょっと異なる経歴を持っています。今まで銀座モダンアートで見てきた作家さんとはちょっと違う雰囲気を持っている作家さんです。
個展:共存する日々
横田沙夜個展
— 横田沙夜 個展3/11〜17奥野ビル銀座ワン (@yokotasayo) 2018年2月19日
「共存する日々」
3月11日(日)〜17日(土)
13時〜20時(最終日は18時まで)
初日17時からオープニングパーティー
〒104-0061
東京都中央区銀座1丁目9−8奥野ビル202
アートスペース銀座ワン
企画はTEAM-TANです。 pic.twitter.com/tkAX1eO7Iu
今回の個展では、動物などの生き物と人間の関係性を重視した絵を中心に展示したとのことで、絵本の世界で、動物と人が語り合うシーンを思わせる絵が展示されていました。
絵の雰囲気としては、古典の西洋児童文学の挿絵に使われていそうな絵。マザーグースなんかに通じるような雰囲気を持っています。
会場センターに飾られている絵は、DMにも使われている絵。熊さんと一緒に森の中を歩く少女はどんな物語のシーンなのでしょう。今回の個展では具体的な題材は採っていないということでしたが。
これはDMの絵から拝借しました。
その他の絵も美しい少女なのですが、内面に暗さや残酷さを秘めている感じが伝わってきます。例えて言えばグリム童話のような、表面上はメルヘンなのですが、一皮めくれば残酷さが隠れているような、そんな感じがします。
会期は3月17日までですので、機会があれば原画を見て下さい。
銀座モダンアート モノクロームの心
6階の銀座モダンアートではモノクロームの心と題して、彩色しない絵とモノクロ写真の展示を行っていました。モノクロの絵は写真に写すと何か嘘っぽくなってしまうため、画廊内で写真は撮りませんでしたが、いつも展示している作家さんのちょっと違う雰囲気の絵を見ることが出来ます。
一枚だけ、川瀬椿生さんがTwiterに展示作品を貼っていたので引用します。
▶︎はじまりました!🐼🖤
— 川瀬 椿生 ▶︎ モノクロームの心3/12~3/17 (@tsubaki49mao) 2018年3月12日
銀座1丁目 #奥野ビル 6F#銀座モダンアート さんにて
『モノクロームの心Ⅳ』に、
出展致しております!
2018年3月12日(月)〜3月17日(土)
13:00-20:00(最終日は17:00まで)
今回1点大きい子出してます。
ポスカサイズ、水曜日に追加予定です😌#モノクロームの心 pic.twitter.com/BUHnfQbqtJ
こちらも会期は17日までです。
Coming soon
4月9日(月)~4月14日(土)には、銀座モダンアートでは三谷拓也さんの個展、あそびのくにが、隣のギャラリーカノンでは吉森百子さん、中島華映さん、川瀬椿生さんの三人展、NEXT RISE PART.2『〜結〜』が開催されます。素敵なDMをもらってきましたので、宣伝しておきます。