絵と旅と花とお散歩

還暦おじさん会社員の過去に行った旅行の情報、近所のお散歩情報、絵画展の情報を発信します

プライバシーポリシー
スポンサードリンク

旅レポ 谷川岳ラズベリーユースホステル 家に帰ってきたみたいな雰囲気でもてなしてくれる宿

10年前から家族でお世話になっているお宿に、4年ぶりぐらいで行ってきました。群馬は水上温泉に有る、ラズベリーユースホステルです。

谷川岳ラズベリーユースホステル

 

谷川岳ラズベリーユースホステル

谷川岳ラズベリーユースホステル

今回は2月上旬に訪問しました。奇跡的に抜けるような青空の下で写真が撮れましたが、本来水上は日本でも有数の豪雪地帯。ラズベリーユースホステルでもひと冬で何回も重機をつかった本格的な除雪をしないと、雪の中に埋もれてしまいます。最初の写真に写っているブルドーザーは除雪用の重機です。

谷川岳ラズベリーユースホステル

こちらが入り口。日本ユースホステルの正式会員ですが、元がペンションの建物なので、建物の雰囲気や中の部屋も、ユースホステルと言うよりペンションのそれに近いです。

部屋は基本的に男女別定員4名のドミトリールームですが、宿泊者が満員でなければ、グループで一部屋を使わせてくれます。また、多少料金が高くなりますが、グループ向けのゲストルームもあります。

室内の様子はこちらのページから見えます。

kaze3.net

料金

素泊まり料金

ドミトリー  ユースホステル会員 3600円/泊、非会員 4300円/泊

個室     4700円/泊

ゲストルーム 5200円/泊

冬季暖房料金  250円/泊

食事料金

夕食     1250円

朝食      800円

それぞれ子供割引があります。

今回、ゲストルーム利用で家族4人でしたので、1泊で丁度30000円でした。 

宿の最新情報はフェイスブックページで詳しく紹介されています。

 

www.facebook.com

夕食

夕食

夕食は夕方6時半から食堂で食べます。ユースホステルなので、ごはんやスープ、副菜は自分でよそいますが、メインのプレートは一人分づつ盛り付けたものを持ってきてくれます。混雑期(夏休みなど)はヘルパーの人がいて、頑張って働いています。オフシーズンだと常連さんが多くなるので、オーナーが常連さんに指示を出して回しています。常連さんも「人使いが荒いんだから」とか言いながら喜んで手伝っています。

夕食

最近は副菜が増えたような気がします。野菜は基本的に地元の低農薬栽培や有機栽培をしている農家から仕入れているもの。お米は米どころである清水峠の向こうの南魚沼から仕入れているそうです。

夕食

野菜の料理は、野菜の美味しさを素直に出すように薄味に味付けられています。この豚バラ大根が美味しかった。お米も美味しくて、普段はお茶碗一杯なのですが、ここに来るとたいていお代りしてしまいます。

温泉ツアー

食事が終わると、オーナーがワゴン車で近隣の温泉に連れて行ってくれます。入湯料は各自負担ですが、交通費はかかりませんし、場所によってはリピーター向けの割引券や団体割引が使えたりするので、若干お得です。また、車で連れて行ってくれるので、夕食時にお酒を飲んでしまっても平気です。

よく行く温泉は

谷川温泉湯テルメ谷川

鈴森の湯

風和の湯

などですが、常連さんが多いときにはレアな場所に連れて行ってくれたりします。

お茶会

お茶会

その昔、ミーティングと言われていた、宿泊者の交流をはかる時間で、基本自由参加ですが、ここで、ちょっとしたお得な企画が行われることが多いです。

ここのオーナーさん、実は日本酒に並々ならぬ思い入れがあって、良くおっしゃられるのは「日本酒が苦手だという人が多いけど、それは美味しくない日本酒を飲んでいるからだ。美味しい日本酒はどんなお酒より手間をかけて醸しているので、二日酔いもしないし、スーパーで売っている日本酒とは全く別物というほど美味しい」という事です。

それを実感してもらうために、オーナーさんが選びに選んだ日本酒を数種類試飲させてくれます。試飲料金はぐい呑み一杯で100円です。

この日は鶴齢と八海山という南魚沼を代表する酒がメインでした。

僕が鶴齢のファンになったのは、この宿で紹介されたのが最初ですので、この日も鶴齢があって嬉しかったです。

この日のオーナーの薀蓄は「お酒を作るお米は酒米で普通のお米とは違う。お酒を選ぶときにはどの酒米を使っているかも注意してほしい。酒米表示がないお酒に美味しいお酒は期待できない」という事でした。

つまり、同じ純米酒でも 原材料:米(五百万石)・米麹 と書いてあればOKですが、原材料:米(国産米)・米麹 だと、酒米を使っていない可能性が高いので、美味しくないと言うことです。ちなみに、普通に清酒だと、原材料:米、米麹、醸造アルコール、糖類 となります。これはお酒を薄めてアルコールを入れて糖類と調味料で味を整えていると言うことで、悪酔いする可能性が高いということになるようです。

お茶会では、宿泊者が互いにお話することになりますが、この宿の場合、常連さんが多く、みんな人懐っこく話を振ってきますし、オーナーもゲストの出身地などちょっとしたエピソードから話を膨らませて振ってきますので、初めての引っ込み思案の人でも直ぐに溶け込めると思います。一方で、お客さんの間の距離感も大切にしてくれて、一人にはしないけど、必要以上に立ち入ってこないという配慮が有りますので嬉しいです。常連さんもそんなオーナーさんの姿勢に共感している人が多いので、全体的に居心地がいい空間になっています。

ちなみに最近は海外からのゲストが多く、この日も1/3がオーストラリア、ドイツ、タイからのお客さんでした。英語などができる人は、異文化コミュニケーションも出来ます。

朝食

朝食

朝食もごはんを中心におかずが数品のメニューとなります。大きな揚げの入った味噌汁が美味しかったです。

宿の周りは 

雪原

宿の周りは、谷川岳を始めとする山に囲まれていますので、冬の間は近隣のスキー場でスキーを楽しめます。僕はスキー場の近くの雪原でスノートレッキングをしました。

雪原

 誰もいない雪原に自分の足跡を付けながら歩くのは気持ちよかったです。風のないよく晴れた日だったので、陽の光を浴びて、寒さも殆ど感じませんでした。