先日、用事があり小田原まで行ってきました。最寄駅から小田原までは電車移動で2時間ほどかかりますので、ちょっと贅沢ですが、普通車のグリーン車を使いました。結果的には、コスパも良く、非常に快適でした。
JR普通列車グリーン車のシステム
グリーン車のチケットは、ホーム上の自動販売機でSuicaにチケット情報を書き込むようになっています。ホーム上、グリーン車が止まるあたりの場所に券売機があるのを見た方も多いでしょう。
普通列車グリーン車は宇都宮線・高崎線・東海道線・横須賀線・総武線・常磐線の電車に連結されています。普通列車グリーン車のチケットは距離制になっています。特徴は、行先方向が同じであれば途中で列車を乗り換えても通算したチケットで良いという事です。行先が同じというのは、宇都宮線から横須賀線とか、総武線から東海道線とか、常磐線から東海道線という乗り継ぎが出来るという事です。V字型に戻るような、常磐線や総武線から宇都宮線とか、宇都宮線から高崎線といった乗り換えは出来ません。
乗り換えできないパターン
下図1~11のパターンでは乗り継ぎが出来ません
出典:https://www.eki-net.com/top/transit/guide/green_noritugi.html
グリーン券売機
こちらがホーム上の券売機です。紙チケットの発行はできませんので、Suicaが必要です。支払いは紙幣の追加投入が出来るので、チャージ額が足りなくても対応可能です。紙チケットが必要だったり、Suicaが無い場合は、改札外の券売機を使用します。
グリーン料金
出典:https://www.jreast.co.jp/railway/train/green/charge/
グリーン料金は、曜日と距離で決まっています。距離は50km以上か以下かで、曜日は土日祝か平日かで変ります。
また、車内清算の場合は2割ほど高くなりますので、乗ると決めたら、ホームでチケットを発行した方がお得になります。
同じ方向に行くなら、途中乗り継ぎが出来るので、例えば宇都宮から小田原までなら約200km、時間で3時間半です。これだけ乗っていて、土日祝なら800円というのは断然お得です。
チケットの買い方
券売機にチケットを乗せると、最初はこのように最寄駅から乗り換えなしで行ける駅のボタンが並びます。
これは東海道線の川崎駅での表示です。
リストに行きたい駅がなかったら、右上の他の路線を選ぶのボタンを押すと、このように路線を選ぶ画面になります。
路線を押すと、その路線の駅が現れます。
ちなみにこれは平日の画面となります。
グリーン車に乗る
いつも見慣れているホームも、グリーン車の窓から見ると、非日常の景色になります。特に2階建ての席を選ぶと、視点も変わりますので、なおさら景色が変わります。
グリーン車に乗ったら、席の上にあるSuicaのセンサーにSuicaをタッチすると、赤かったランプが緑色に変ります。
直感的には、空席が緑で着席が赤のような気がしますが、逆ですので注意してください。
出典:https://www.jreast.co.jp/suica/use/green/use_system.html
乗り換え方
乗り換えるときは、乗換駅で降りる前にセンサーにSuicaをタッチして、表示を緑から赤に反転させて電車を降り、乗り換えた電車で再びタッチして、赤から緑に反転させます。
降りるときにタッチしないと、乗り換えた電車でSuicaをタッチしても表示が反転しません。
小田原散策
小田原は、知人の家を訪ねたので、観光はしていませんが、小田原城のお堀端を散策して、しばしの観光気分を味わいました。
知人の家が小田原漁港に近かったので、漁港にも行きました。
岸壁ではたくさんの人が釣りを楽しんでいました。
この後、漁港近くの食堂で新鮮な魚料理を頂き、帰りもグリーン車で帰りました。
小田原から最寄り駅までは、2時間ほどなのですが、800円の追加料金で本当に快適に移動することが出来ました。
特急に乗るより断然コスパが良いです。時間に多少余裕があるときには断然お薦めの移動手段です。
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