もうすぐ今年も終わりですね。初詣になってしまうとどこの神社も大変な混雑になってしまうので、年末のうちに都内の初詣スポットを巡ってきました。
神田明神
神田明神は、江戸時代から江戸っ子の氏神様として親しまれてきた神社です。商売繁盛の神様ということで、1月4日には近所の事務所からの初詣客が多数訪れ、三が日以上の賑わいになることもよく有ります。
甘酒屋の天野屋
鳥居のたもとには甘酒屋さんが3件ほど有ります。いちばん有名なのはこちらの天野屋さん。このお店の地下に土室があって、ここで作られる麹が甘酒をより美味しくしてくれるということです。
鳥居側の入り口は売店となっています。
随神門
この門は昭和天皇即位50周年記念として作られたそうです。平将門公に由来した繋馬の彫刻が祀られています。
ラブライブコラボ
神田明神はラブライブとコラボ企画をしていて、ラブライブストラップなどのコラボグッズを売っています。ラブライブが平成27年の神田祭でイメージキャラクターになったのがきっかけのようです。
本殿
本殿では今年の無事に対するお礼参りをする方がいました。昭和9年竣工の建物だそうです。
妻恋神社
神田明神を裏参道から抜けて、湯島の方に歩いてゆくと、小さな神社が有ります。妻恋神社っていう名前が素敵だと思いませんか?
鳥居をくぐって階段をのぼると、小さな祠が有ります
本殿
こちらは、お参りをする人も殆どおらず、静かなお社でした。
謂れ
見てみると、祭神は倉稲魂命、日本武尊、弟橘媛命の三柱ということです。日本武尊が東京湾を渡る時に荒れた海を鎮めるために弟橘媛命が海に身を投げた神話に基づき、このお宮に弟橘媛命を祀ったということですから、とても位の高い神社です。
湯島天神
言わずと知れた受験の神様。菅原道真公が祀られています。
鳥居
ふつうはJRの御徒町か千代田線の湯島から行くことになるので、裏参道から入ることになりますが、神田明神から来るとこちらの表参道からとなります。神社は南向きに建てられることが多いです。
本殿
本殿は平成7年に建て替えられたものだそうですが、欄間には透かし彫りの彫刻が施されています。
白梅
湯島天神は梅の花が有名ですが、年末の時点でもう咲き始めていました。
2月には満開になるのでしょうね。
不忍池と弁天堂
湯島天神も裏参道から出て、不忍池方面に進みます。
不忍池にはゆりかもめや鴨がいっぱいいました。
不忍池の真ん中には弁天堂があります。こちらは普段は質素な佇まいですが、正月の飾り付けで、華やかになっていました。
根津神社
最後は根津神社です。千代田線の根津駅を通り過ぎ、根津神社の方に横道に入ると、歴史の有りそうな建物がたくさんあります。
こんな建具屋さんや
こんな雰囲気のあるうどん屋さんが目に入ります。
このカフェも雰囲気いいですね。
鳥居
根津神社は、この付近の神社の中では一段と境内が広く、ゆっくりした雰囲気似を醸し出しています。元々は根津権現と言われており、山門の形も神社というよりお寺の様式のようです。
手水鉢
手水鉢は300年前に一枚岩から切り出されたものだそうです。権現様の名残で、卍が刻まれています。
社殿
根津神社の建物は社殿に限らず、1706年に完成した当時のものがそのまま残されており、重要文化財に指定されているそうです。
乙女稲荷神社
社殿の脇には乙女稲荷神社というお稲荷さんが有ります。参道はこのように赤い鳥居のトンネルになっています。
裏参道鳥居
裏参道のほうが立派な鳥居になっていますね。千駄木駅からだとこちらからお参りするほうが便利です。
初詣だと、もっと人が多くなり、特に湯島天神や神田明神は大変な人出になると思いますが、何かの参考になれば幸いです。