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散歩 芝増上寺

ずっと雨降りの続いていたなか、天気の良くなった週末に芝増上寺に行ってきました。

www.zojoji.or.jp

増上寺は上野の寛永寺と並ぶ徳川家の菩提寺。なぜ徳川家の菩提寺が二つ有るかについては、この記事に詳しいです。

sengokurekishi.com

 

 芝大門

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JR浜松町駅、または地下鉄大門駅から増上寺を目指すときに最初に現れるのがこの芝大門です。どう見てもお寺の附属施設に見えますが、つい最近まで東京都の持ち物だったとか。今年やっと増上寺に返還されたそうです。

www.asahi.com

 

三解脱門

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第一京浜国道を渡って、いよいよお寺の境内に入るところにあるのがこの三解脱門です。1622年の建立。国の重要文化財です。かなり大きな建造物で、存在に圧倒されます。

 

境内地図

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(出典:http://www.zojoji.or.jp/keidai/

境内はこのように広く、更に左手(南側)には芝公園とザ・プリンス・パークタワー東京の敷地が続いており、広大な空間になっています。西側は東京タワーともほぼ隣接しています。

境内

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境内に入ると、正面に大殿を望み、背景に東京タワーがそびえます。江戸と昭和のシンボルが並び立つ構図です。

 

鐘楼堂

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大殿に向かって右側に鐘楼堂があります。鐘楼堂は戦後の再建ですが、鐘自体は1673年に7回に分けて鋳造されたものです。今でも朝夕に鐘がつかれ、煩悩を払っているそうです。

大殿

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戦災により焼失しましたが、1974年に再建されたとのことです。首都圏最大級とのことで、その大きさには圧倒されます。本尊は阿弥陀如来像です。この日は法要が営まれていたため、ご本尊の写真撮影は出来ませんでした。

 

芝東照宮

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一度、増上寺を離れ、隣接する芝東照宮へ向かいます。

www.shibatoshogu.com

元々は増上寺の一部であったものが、明治の神仏分離のために分かれたようです。

 

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手水舎の水面がきれいだったので思わずパチリ。

 

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本殿はこちら、こじんまりとしていますが、そこここに葵の御紋が示され、由緒高いことが誰にでも分かります。

芝公園

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芝公園は増上寺、東照宮、ザ・プリンス・パークタワー東京、東京プリンスホテルをすべて含んだエリアを呼称しているようですが、東照宮と増上寺の間の空間が公園らしく整備されています。

 

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(出典:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map001.html

 

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キバナコスモスから蜜を吸うちょうちょ。ピントがコスモスに行ってしまったのが残念です。

台徳院霊廟惣門

二代将軍秀忠の廟所である台徳院霊廟の門は仁王像が守っています。

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もと埼玉県川口市の西福寺にあったもので1948年に浅草寺に譲渡され、さらに1958年頃に現在の惣門に移されたとの事です。

台徳院霊廟 - Wikipedia

ザ・プリンス・パークタワー東京の庭園

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ザ・プリンス・パークタワー東京の庭園は、台徳院霊廟惣門から少し高台になって奥に続いています。増上寺と東京タワーを一緒に写真に収めるのにはちょうどいいスポットになっています。

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そのまま続いているホテル二階の屋上庭園では、春から秋まで薔薇の花がきれいに咲いています。中央にはサークル状に芝生広場が広がっています。ウエディングドレス姿の花嫁さんが写真撮影をしていました。

 

では、増上寺境内に戻ります。

 

慈雲閣

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1989年に戦災で焼失した開山堂の再建を企画、建築されたものだそうです。

 

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大殿再び

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光摂殿と大殿と東京タワー

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左側の光摂殿は講堂・道場として作られたものです。内部は大人数を収容できる講堂や大広間になっているそうです。

 

土木建築殉職者慰霊塔

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www.zenken-net.or.jp

てっきり東京タワー建築時の事故殉職者を慰霊しているのかと思いましたが、歴史はもっと古く、昭和12年に建立されています。塔内に阿弥陀如来像が安置されています。

西向聖観世音菩薩(にしむきせいかんぜおんぼさつ)と千躰子育地蔵尊

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西向聖観世音菩薩はその名の通り、堂内西向きに安置されています。その前にはおびただしい数のお地蔵さんがいます。子どもの無事成長や健康を願って、順次奉安されているそうです。風車が圧巻です。

 

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徳川将軍家墓所

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徳川家の廟所が一番奥に有りました。こちらは入場に別途入場料がかかるので、これは廟の入り口に咲いていた彼岸花と灯籠です。

 

貞恭庵(ていきょうあん)

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徳川家茂のご正室、皇女和宮ゆかりの茶室だそうです。この日は茶室が開放され、茶会が開かれていました。一人1000円で参加可能なのだそうです。

 

増上寺だけでゆっくり見て回ったら2時間以上かかってしまいました。都心でぽっかり時間が出来てしまったときに訪れると、心が落ち着くのではないかと思います。