いつもお邪魔している銀座モダンアートで、最近良く出展している横田紗礼さんが個展を開きました。横田紗礼さんは武蔵野美術学校3年在学中の新進気鋭の作家さんです。
横田紗礼個展 少女性 ~少女たる所以~
横田紗礼さんの個展は少女性 ~少女たる所以~というタイトルが付いています。タイトル通り、美少女が凝縮された個展となっています。
奥野ビル
会場となった銀座モダンアートが入っている奥野ビル1932年から1934年にかけて建築された、年季の入ったモダンな建物です。
オープニングセレモニー
開会日となった2月12日は午後5時からオープニングパーティーが開かれました。彼女の中学生時代からの友達というsaharaさんがギターの弾き語りで盛り上げてくれました。その後、ワインやソフトドリンクが振る舞われ、和やかな雰囲気のパーティーとなりました。
ポストカードやイラスト集がいっぱい
個展の時には、作家さんのポストカードや画集、イラスト集などを入手するチャンスですが、横田さんは今回11種のポストカードを1枚100円で販売しています。これだけでミニギャラリーの趣があります。
イラスト集の少女#とははA5版16ページとなっています。無垢な少女からちょっと耽美な雰囲気の少女まで詰まっています。
表紙となっているのは少女標本というタイトルで、今回原画展示がされているのですが、ちゃんと虫ピンで説明文がピン留めされています。スマホや化粧道具、少女自身もピン留めされています。
展示されている画たち
展示されているのはミニ原画からF40の大判まで、少女も色々な表情を見せてくれています。
横田さんの絵は眼力が強く、目が訴えてくるのですが、絵ごとに目の表情が変わっているので、見ていて飽きることがありません。
あとこの画では蛍光ピンクが使われていますが、蛍光色を自然に使いこなすのも彼女の特徴だと思います。
セーラー少女たち
銀座モダンアートならではと言えるかもしれない、セーラー少女たちのコーナーもあります。
一番印象的だったのは、一番奥のコーナーに有った、同じ髪型、同じ衣装の一対の少女。同じ少女の内面と外面と見ることも出来るし、一対の双子の少女たちと見ることも出来るし、僕は深読みしすぎて左のダークな方が真実の姿で右は取り繕ったよそ行きの姿と見たのですが、紗礼さんに言った所、深読みしすぎとのことでした。単純に少女の二面性を表現したもののようです。この2枚の絵は同時並行で描かれたものだとのことでした。
まだまだ若い作家さんですので、これからの変化が楽しみです。これからもフォローしてゆきたいと思います。