長崎や佐世保はカソリックの教会が多いことで有名です。その中でも規模が大きいのは浦上天主堂と大浦天主堂です。
浦上天主堂
鎖国解消に伴う長崎開港で、欧米人が長崎港の南の東山手・南山手に居住区を作り、その一角に1865年(元治2年)に大浦天主堂が建てられた。それを知った浦上の住民は大浦に赴任した司祭のベルナール・プティジャン神父に密会して信仰を告白し、それがきっかけとなって社会へのカトリック信仰の顕在化が行われた。
このように開国と同時に開かれた浦上天主堂ですが、大正14年には高塔ドームまでが完成し、東洋一の天主堂と讃えられるようになります。
ところが昭和20年8月9日、長崎に原爆が投下されると、浦上天主堂は爆心地至近であったため、完全に破壊されてしまいます。高塔のてっぺんのドームは教会のある丘を転がり落ちてしまいます。
その後、信者はさらなる破壊から守るためにこのドームを土に埋めて守ったそうです。
今は掘り出されて、教会の入口の丘の途中にあるのを見ることができます。
これは宿泊した長崎カトリックセンターの客室の窓から見た浦上天主堂です。長崎カトリックセンターは浦上教会の附属施設で、朝6時から毎日行われている早朝ミサに列席することもできます。
朝の清々しい空気の中で祈りを捧げると、心が洗われるようです。
カトリックセンター
宿泊したカトリックセンター。日本YH協会に所属するユースホステルですが、教会の附属施設であり、浦上天主堂で行われる行事に参加されるカソリック信者も多数宿泊しています。宿泊フロアーには6畳の和室が並び、3-4人の家族であれば3人で1室10000円、4人で1室12000円で宿泊できます。
カソリック信者には信者料金があります。ただ、キリスト教の他信派の人は信者扱いにはなりません。
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個人・グループ客向けには食事の提供はありませんが、近所にカレー屋さんやラーメン・ちゃんぽん屋さんはありますので、食事に困ることはありません。朝は、クロワッサン1個とホットドリンク1杯は提供されるので、必要に応じて近くのコンビニ(徒歩2-3分のところにファミマがあります)で買い足しておけば良いと思います。
長崎の宿としては無茶苦茶コスパのいい場所だと思います。
大浦天主堂
長崎で浦上天主堂と対をなす大聖堂となります。こちらは原爆による倒壊は免れましたので、1864年暮れに建てられた建物が残っており、国宝に指定されています。
礼拝堂の横にはキリシタン博物館があり、長崎への伝道の歴史、その後のキリシタン弾圧の歴史などが展示されています。
大浦天主堂の近くにはグラバー邸や孔子廟、オランダ坂や中華街など観光スポットへがたくさんありますので、ここを中心に1日コースを組むと、効率的な長崎観光を行うことができます。
過去の観光レポ
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