土曜日に久しぶりに絵を見てきました。信濃町にあるアートコンプレックス・センターで開催されていた花とひと展と銀座一丁目の柴田悦子画廊で開催されていた銀座MOGAです。
花とひと展
花とひと展は信濃町と四谷三丁目の中間に位置しているアートコンプレックスセンターというギャラリーで開催されていました。住宅街の中にある、おしゃれな建物にあります。一階はスリランカ料理屋さんでした。
看板がちょっとわかりにくい場所にあるので、Googleマップなどで場所の見当をつけておかないと見つけにくいかもしれません。
アートコンプレックスセンターは3つのギャラリーがあって、花とひと展はそのうちの一つで開催されていました。総勢12名の画家さんによる合同展です。
オマタアヤノさん
オマタアヤノさんの作品は初めて拝見しましたが、肩の力が抜けた自然体の印象で、癒やされ感のある作品でした。勝手な印象ですが、似顔絵を描いたらすごくうまそうな感じがします。
ROROICHIさん
ROROICHIさんはボールペン画です。線がすごく精緻でした。漫画の原画を見ているような感じもしましたがそれぞれの絵から力強さが伝わってきます。
吉森百子さん
この展示会に行く動機になったのが吉森百子さん、もう何回も見に行っている作家さんです。今回は4枚の展示を行っていました。
その中でも印象に残ったのがこの絵、ボブカットのモデルさんも、片目を閉じているポーズも彼女の絵としてはすごく珍しいような気がします。ちょっと小首を傾げたポーズも、ちょっと眠そうな表情も可愛いです。
銀座MOGA
銀座モダンアート時代から数えると相当な回数になるこの展示は、今回は銀座一丁目の高速道路沿いにある柴田悦子画廊さんでの開催です。銀座モダンアートでお馴染みだった作家さんが今回も多数参加されていました。
赤崎りおのさん
赤崎りおのさんは3枚出し。ベッドに横たわっている女性を描いています。ヌードもありますが凄くナチュラルで自然体です。女の子のプライベートルームのようです。
中島華映さん
中島華映さんは1点、ひと目で中島さんの作品だと分かる構図と表情です。実際にはありえない銀杏の紅葉を頭に纏っているのが面白いです。
織部梓さん
織部梓さんは2点、いずれも淡いトーンでまとめられたすごく柔らかな表情の少女です。織部さんの作品は最近ますます柔らかな穏やかな表情の女性が多くなってきたような気がします。
井上知美さん
井上知美さんは4点、下着姿で挑発的な表情の女性にドキッとさせられます。その他の作品も眼力が強かったです。
三谷拓也さん
唯一の男性出展者となる三谷さんは2点出し。流石に男性目線なだけあって、視線が自然に女性の腰回りに行ってしまいます。男の心が分かっていらっしゃいます。
細川成美さん
細川成美さんは安定した構図とタッチで見ていて安心感があります。画廊の中で他のたくさんの絵と並んでいても存在感の強さがありました。大きな目からの眼力なのでしょうか。
むらまつちひろさん
むらまつちひろさんは最近白い髪の毛の少女が多いような気がします。いぜんからのほんわりとした雰囲気から、巫女さんのように神の宣託を宣べ伝えるような神々しさを感じられる雰囲気に変わってきました。
今回、展示の最終日近くにお邪魔しているので、この記事を見た方はもうこれらの展示は終わっている事と思いますが、今回紹介した作家さんの展示は別の機会にあると思いますので、是非原画に触れていただけたらと思います。写真をみているのとは違う感覚が得られると思います。
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