ついに七回目となった銀座モダンアートの銀座女学院。いろいろな作家さんの描く制服少女に囲まれることが出来ます。
銀座女学院VII
銀座女学院は制服に包まれた少女の、外形とその装甲(制服)に包まれた儚くもあり強固でもでもある内面を、絵画と写真で表現します。
作品は制服をモチーフとしたものであれば、平面・立体・絵画・写真などを問いません。開催期間 2018年5月21日(月)〜5月26日(土)
開催時間 13:00-20:00(最終日12:00〜17:00)
今回の参加者は赤崎梨緒乃さん、織部梓さん、川瀬椿生さん、北本晶子さん、くれはさん、美月さん、水井軒間さん、中島華映さん、猫屋敷夜弌さん、むらまつちひろさん、森田悠介さん、吉森百子さん、ワタナベカレンさんです。
各作家さんの作品がそれぞれ2-4点づつ、壁を埋めています。
吉森百子さん
吉森百子さんは2点、夏服の涼し気な少女です。また目の表情が少し変わったような気がします。何か憂いを含んだ、潤いのある瞳が印象的です。
猫屋敷夜弌さん
以前は闇黒耽美展で拝見したので、もっと妖怪画っぽいイメージがありました。制服少女は猫娘っぽい感じもありますが、ちょっと気の強い普通の女の子にも見えます。
むらまつちひろさん
むらまつちひろさんはいつもの美少女たち。矢絣の大正ロマン少女が素敵でした。
中島華映さん
中島華映さんは3枚。それぞれ印象の異なる少女たちです。髪の毛が一本ずつ書き込まれていて、その髪の毛一本づつに表情が籠められています。右側のちょっと大人っぽい少女の表情にドキドキさせられました。中島さんは在廊されていて、ちょっとお話することが出来ました。
美月さん
学園風景を切り取ったような構図と構成。特にエレキギターを抱えたセーラー少女っていかにも女子校の軽音楽部って感じでリアリティがあります。
森田悠介さん
金箔をバックにした作風はひと目見て森田悠介さんなのですが、セーラー服少女を見たのははじめての気がします。表情が柔らかなあどけない少女も今までの森田さんの絵になかった印象です。落ち着いて癒やされることが出来る絵です。
北本晶子さん
北本さんの作品はギャラリーに入ってすぐの場所に展示されていました。右上の少し大きいサイズの美少女の柔らかい笑顔に癒やされ、左下のセーラーの上着を脱ぎかけた少女の挑戦的な表情にドキドキさせられました。白無地のバックを多めに取った構図が、特徴的だと思います。
川瀬椿生さん
いつも以上に儚げな印象を与える川瀬椿生の作品です。白セーラーの胸の校章は乙女椿というのだそうです。
織部梓さん
入り口を入ったところの正面の壁に展示されていたのが織部梓さん。今回は写真を展示しているろまんさんをモデルにして書かれているそうです。
今回銀座モダンアートでの「銀座女学院Ⅶ」でのこの作品のモデルさんは、ろまんさん(@roman_daydream )にお願いしました!やはり素敵なモデルさんがいると制作にも力が入りますね…!この作品は既に売約済みとなりましたが、会期中は最終日まで展示しておりますのでぜひ足を運んで頂けると嬉しいです! pic.twitter.com/qPOozJugEG
— 織部 梓◆5/21〜銀座女学院Ⅶ (@nikawamin) 2018年5月21日
ワタナベカレンさん
その隣はワタナベカレンさん。今回は小さくなった同級生を摘んでみたり、顔の前でぶら下げて食べようとしてみたり、男の子を弄ぶいたずら好きの少女が描かれています。衝撃的なのは、右下のはがきサイズの作品。表情はひたすら幼く、ポーズはあしの間から白い下着が見えている構図。絵だから良いのですが、写真だったらちょっとやばいショットになる構図です。狙ったのだとすると、やるなおぬしという感じがします。
会期は土曜日までです。やはり原画からは色々なパワーを貰えますので、お時間がありましたら是非会場までお越しください。
過去のギャラリーレポ
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