5月5日から6月2日まで、六本木ヒルズ近くの清アートスペースで開催されている、丁字紅子さんの個展「沈黙する身体、あるいは真実」を見てきました。
丁字紅子個展 「沈黙する身体、あるいは真実」
🌸丁子紅子個展🌸
— 丁子紅子-Choji Beniko- (@chbeni) 2018年4月27日
〜沈黙する身体、あるいは真実。〜
2018.5.5-6.3
六本木 清アートスペースKiyoshi Art space
11:00-19:00(月曜休廊)
●火・木・土・日、31日、6/1-3(22日-30日は不在)
12:00-18:00在廊予定
紹介PVhttps://t.co/uDqT76p4pp pic.twitter.com/3O8RdiPQfD
下記御本人のツイッターで御本人の在廊期間も公示されています。
清アートスペース
清アートスペースは六本木ヒルズから徒歩2-3分。日比谷線の六本木駅で西麻布方面出口で出てから3分ぐらいです。
地図では地下一階とありますが、今回の展示は1階のガラス張りのスペースで外からもよく見えるので入りやすいと思います。
プロジェクションマッピング
今回の目玉は絵画の上にプロジェクションマッピングでイメージを重ねて投影して、音楽と映像と絵画のコラボレーションを実現させていることです。映像は下に貼ったYoutubeの動画を使っています。動画の方は花びらの画像が絵の上にオーバーレイされて、花びらがあるところは絵が隠れるようになっているのが、プロジェクションマッピングだと、花びらが透過画像で、白い部分はむしろ絵を照らすように働くので、受ける印象はだいぶ違います。特に最後の白い花びらが画面いっぱいに広がる所では、動画の方は絵が消えてしまいますが、プロジェクションマッピングだと逆に絵が全面照らされて浮かび上がるような演出となります。
言葉で説明してもなかなか分からないと思うので、是非原画をご覧になっていただきたいと思います。
その他の作品群
その他の作品も、今回は広いギャラリーでサイズの大きい絵を多数展示されているので迫力満点です。今回、羽が舞い上がるような構図の絵が多いです。上の同じモデルさんが違う色の衣装を纏い、同じ色の羽が舞い上がっている様子は一種壮観です。この3枚の絵を並んだ状態で見ることが出来るのは多分この個展の期間だけだと思います。
どの絵を見ても、髪の毛の表情が生き生きとしています。髪の毛一本づつに魂が籠もっている感じです。これは岩絵の具が醸し出す立体感もあって、写真だと伝わりません。原画を見る時に感じることが出来る点だと思います。
目の表情も、厳しさを秘める視線や優しさを籠めた視線など様々な印象を受けます。虹彩がグレーで黒い瞳で描いていらっしゃる作品が多いせいか、冷たい印象を持つことが多いのですが、その奥の意志の強さも感じさせる視線です。
こちらは口紅を使って唇に焦点を当てた作品となっています。口紅の色も岩絵の具だとちょっと妖艶なイメージになります。これも、原画で見ると写真とは違うイメージを感じ取れるポイントです。
会期は6月2日まで。上記丁字紅子さんの在廊期間に合わせられなくても、ギャラリーは19:00までやっていますので、是非お時間がありましたら原画に触れていただきたいと思います。
その他ギャラリーレポ
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