銀座奥野ビル2階の銀座ワンで、17名の作家による美女画を集めた別嬪銀座展をやっていました。
別嬪銀座
別嬪銀座も銀座モダンアート時代から何度か開催されている展示会だと思います。美人画として定評のある作家さんの他、美術学校在籍中であったり卒業間もない新進の作家さんも多数参加されています。
加藤弓絵さん
17人の作家から、気になった作家さんを何人か紹介したいと思います。最初は加藤弓絵さんシンプルな中にもスッキリとした顔立ち、キリッとした視線が目を引きます。ちょっとツンとした感じでおすましした表情も素敵です。デレも見てみたい。
袴田真子さん
袴田真子さんもリアルな肉感が素敵な絵です。日本画の手法を使いながら、ラインを重ねることで油彩のような雰囲気も醸し出していて、独特な雰囲気があります。
伊桐美月さん
伊桐美月さんの描く女の子も、儚げな表情が素敵です。彩度を抑えた着彩が表情を引き立てています。
赤崎りおのさん
赤崎さんの作品は前回六本木で開催していたNocturneにも出品されていた作品ですので、見覚えのある感じ、また会えましたねという感じがします。赤崎さんは在廊されていましたので、色々とお話を聞かせていただきました。下の女性とコーヒーの絵はモデルさんがいるそうで、シーンは朝なのだそうです。自宅でも、彼の家でも、喫茶店でも良いのですが、とにかく一夜を共にしたあとの朝の風景なのだとか。彼女の絵には艶があるので、そんなふうに見ると腹落ちしますね。上の電話機を持った女性も、レトロな電話機であるがゆえにスッキリと落ち着きます。昭和レトロが似合う表情です。新宿ゴールデン街なんかをモチーフにするとはまりそうです。
いの上さや香さん
いの上さや香さんはしっとりとした和服の女性。項に色気がありますね。和服らしいポーズも素敵です。
吉森百子さん
吉森百子さんの上の作品は過去に描いた作品をアナログでリメイクしたようなことをTwitterで言っていました。下の作品は彼女の作品にしては髪型が珍しいです。両作品とも、彼女の得意とする大正から昭和初期の着物女性のイメージです。正統派美人という感じがしました。
まとめ
別嬪銀座展は2/29で終了してしまいましたが、モダンアートプロデュースの展示会は次々と開催されますので、機会があったら原画に触れてみるのも良いのではないでしょうか。
過去のギャラリーレポ